社会人出身の大学教員(社会科学系) 萬日記

このブログは、社会人経験10年後に大学教員(関東中堅私大)になった36歳おっさんの日常の雑感を綴ったものです。

助教(社会科学系)の年収について

 おはようございます。大学教員の収入に興味がある方は多いのではないでしょうか。

  そんなご要望に答えるべく、参照資料の一つとして私自身の年収について整理したいと思います。

まずは、前提条件となる私自身のスペックからです。

(前提条件)

  36歳男性→社会科学系の大学教員では、若手から中堅の間くらいです。

  学位は博士(課程)→最近では、最低基準になりつつあります。。

  有資格→社会科学系国家資格1つ (現場経験10年超)

  所属大学→関東中堅私大、総学生数1万人前後、財政基盤は超優良

  職位:助教(4年の任期あり)

  本務校以外の非常勤講師→週2回で計6コマ

 

それでは、今年の私の収入です。(全て、税金を引かれる前の金額です)

(2018年収入:2018年1月〜12月)

   所属大学からの給与総額        600万円 (ボーナス、交通費、各種手当を含む)

   非常勤講師先からの給与総額100万円(交通費を含む)

   単発系の執筆の謝金               10万円

   趣味でやってる派遣バイト    30万円

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                              収入合計   740万円  

 

う〜ん、どうでしょうか?一般的な社会人の方に比べれば、年収としては高い方だと

思いますが、けっこうハードに働いての収入なので、自分としては微妙だなという感想です。

 しかも、税金を引かれた後の可処分所得だと600万円くらいになるのがリアルな感じだと思います。

   もちろん、「そんだけもらっておいて、ふざけんな!」と言うご意見もあるのは当然だと思いますが、これまでに費やしてきた学費や今のポジションを得るために要した研究費を考えると割に合わないなぁとも感じてしまいます。(不出来な社会人学生の期間が長かったので、学費トータルで800万円は軽く超えていると思います。)

  

また、冷静になって考えると、会社を辞めていない同期入社の友人より、収入が低いと言う現実があるのも、なんだかなぁと思ってしまう要因かも知れません。

   もっと職位を上げねばと思いつつも、そんなことより任期が後2年を切っていると言う現実に向き合わなければならない12月の今日この頃です。(公募書類書かねば)