社会人出身の大学教員(社会科学系) 萬日記

このブログは、社会人経験10年後に大学教員(関東中堅私大)になった36歳おっさんの日常の雑感を綴ったものです。

副業(派遣バイト体験)part4 治験バイト③参加当日から退院まで

 さて、待ちに待った治験バイト当日です。
 当日は指定された時間(参加する治験によって違います)に病院に向かうのですが、入院中はまじで暇ですので、時間を潰せるアイテムをたくさん持参しましょう。
 スマホは当然で、出来ればノートパソコン、携帯ゲーム機、小説や参考書はたまた学生さんであれば勉学道具も良いと思います。
 ちなみに、入院先のバイト中に滞在するフロアには男性向けの少年・青年マンガ(1000冊くらい)と2台程度のTVとゲーム機(プレステ的な)は、ありますが、漫画は旧作が中心で、TVは共有なんであまり使えません。
 そんな夢一杯のバックを担いで、病院に到着すると受付を行います。受付が終わったら、私物を入れるロッカーを案内されロッカーに入っている院内服に着替えます。
滞在するフロアは、大きくだいたい10人前後が生活するベッドルームと食事や日中を過ごす共有スペース(リビングのような)の二つに別れていて、全体の広さは中程度のネットカフェ・1フロア分くらいあります。
 着替え終わり共有スペースに行くと、体温計を渡され今回の治験バイトの説明資料が配られます。
バイト参加者が、全員揃ったら担当医師からスケジュールの説明があり、治験バイト開始となります。
 ちなみに、治験バイトの初日のみ補欠参加者も数人まじっており、参加者に何かあれば交代できるような体制になっています。(参加補欠者も滞在日数分のバイトがもらえます)
 そんなこんなで、バイトが始まりますが、基本は毎日定時に治験薬を飲んで、定期的に血液を採取されるだけです。
三食けっこうがっつりな内容の食事(仕出し弁当)が出て、必ず完食しなければなりませんが、治験薬を服用するときと血液採取の時以外は、オールフリーです。
 この記事をご覧の方の中には、日に何回も注射されるんかーい!って思われるかもちですが、そこはご心配なく。
 留置針といって、超細い注射針を一回刺したら、その日は常に刺しっぱなしで、針につながったチューブから血液を採取します。この針は最初は違和感マックスですが、慣れれば痛みもなくつけているのを忘れてしまうくらいになります。
 また治験バイトの種類によっては、滞在中の尿をすべて採取なんてのもあります。
あと気になるのは、滞在中のお風呂と洗濯物ですが、フロアにはシャワーしかなく時間もだいたい15分間隔で時間が決められていますので、ご注意を。また、洗濯物は下着のみ自身での管理となりますので、パンツとシャツを2、3枚ずつ用意して、フロアにある洗濯機&乾燥機で洗濯しましょう。

一つの治験バイトにだいたい最大20人前後が参加するので仕方ないと割りきりましょう。
 あとは、ひたすら時間を持てあますことになるので、持参した暇潰しアイテムを有効利用して過ごすだけです。
 中には友達と参加している人たちやとなりのベッドの参加者と仲良くなる人もけっこういるので、自分にあったスタンスで良いと思います。
 まぁ、治験期間が長くなるほど表現できない一体感が生まれるのはまちがいないです
なお、滞在中の禁止事項は、指定エリア以外では携帯の通話禁止、外出禁止、喫煙禁止、緊急時以外外部との面会禁止くらいです。
 上記の生活を退院日までして、晴れて退院となります。
そして、気になるバイト代は、退院日もしくは後日の健康診断のあとにゲットできます。
 私からのアドバイスは、初心者の方は入院期間が少ない治験から入ると良いと思います。(慣れないとまじで暇ですので。)
 あと、実は最大の注意事項が一点あります。
それはこの治験バイトは、何と一回参加した後、3ヶ月から半年間の期間は次の治験に参加できません!(違う病院がやってる治験でも駄目です)
ですんで、ゲットしたいバイト代の金額と治験期間(どのくらい入院するか)をよく吟味して参加することをお勧めします。